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【読了】『amazon 世界最先端の戦略がわかる』成毛眞

昨年買ったもののなかなか手が伸びなかったのだが、今回の離婚の件と、Amazon の Prime Video のチャンネル『日経CNBC プラス』で以下の番組を見て、ベゾス氏のことを思い出したので、読了。

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内容も万人向けに平易に書かれているし、読み出したら一気に終わった。ちょうど5年前に読んだ『ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者』をもう一度読みたくなったので、Kindle版を再購入予定。

書影とAmazonリンク

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amazon 世界最先端の戦略がわかる

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目次

序章 アマゾンがなかったら生活できないかも
第1章 圧倒的な商品数と安い値段がどうして可能になるのか
第2章 キャッシュがあるから失敗できる
第3章 アマゾンで一番利益をあげているAWS
第4章 アマゾンの「プライム会員」とは何なのか
第5章 アマゾンから、効率のいいM&Aを知る
第6章 巨大な倉庫と配送力で物流を制す
第7章 プラットフォームの主になるには
第8章 アマゾンを底ざさえするのがテクノロジー

引用

34ページ

国家の枠を超えた超国家的存在になり、いまだに膨張を続けるアマゾンは21世紀のローマ帝国といえるかもしれない。ネット通販もクラウドサービスも AIスピーカーも、すべての IT という道はアマゾンに通じているのだ。そしてベゾス自身、どこまで「国土」が広がるのか、彼自身ももうロードマップを描けてないかもしれない。

55ページ

アマゾンが2025年に分割されるとしたらどうなるだろう。商取引、ウェブサービス、メディア、物流サービス、人工知能(AI)、ゲノム解析……分割しても(それぞれの領域で)独占か」

101ページ

「低関与商品」とは、洗剤やトイレットペーパー、紙おむつなやお茶など、「日常的に購入するが、とくに思い入れのない商品」のことである。

101ページ

CM に惑わされなかったり、あるは日用品の数が多すぎて、比較検討することに疲れた消費者たちが、いつもの商品を「たぶん一番安く売っているはずの」アマゾンで買おうという流れは不自然ではない。そんなときにアマゾンダッシュボタンが目の前にあれば便利だ。

182ページ

あらゆる産業を飲み込む「アマゾンエフェクト」が進んでいることは間違いない。しかし、クラウドの分野ではアマゾンが強すぎるがために敬遠される「逆アマゾンエフェクト」がじわりと広がってきていることにより、マイクロソフトにも勝機があるかもしれない。

264ページ

2008年のデータだが、JPO日本出版インフラセンターによれば、書店の万引きロス率は1.41%である。一方、大手取次の日販によれば2017年の書店の営業利益率は0.11%だ。つまり万引きさえなければ書店の利益は10倍以上になることになる。
店舗を持たないアマゾンには万引きはない。

291・292ページ

銀行は、融資を決めるときには一般的に決算書で判断する。
しかし、アマゾンは決算書などは見ない。自分で持っているデータの方が確かだからだ。

338ページ

この空飛ぶ倉庫は、ヘリウムガスを使った全長100メートルの飛行船であり、数百トンの品物を積載する計画だ。旅客機との衝突を避けるために、飛行機が飛ぶより高い約1万4000メートルの上空に浮かべるという。

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Amazon flying warehouse

339ページ

ドローンの基地については、この空飛ぶ倉庫の構想だけでなく、蜂の巣型の「ドローンビル」のアイデアもあるらしい。

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Amazon's 'Beehive'

356ページ

ベゾスが求めるのは、協調などするよりは個のアイデアが優先される組織である。つまり、権力が分散され、さらにいえば組織としてまとまりがない企業が理想だという。たとえば、AWS を開発している部署はアマゾンゴーには興味がない。それがいいというのだ。

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