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【読了】生きる老哲人に学ぶ - 『完全なる投資家の頭の中 マンガーとバフェットの議事録 』トレン・グリフィン

ウォーレン・バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの言葉を中心に、投資哲学や人生観などを解説。基本、バークシャー・ハサウェイの株主総会での発言や講演やエッセイからの引用が大半なので、妙なバイアスを受けることなく読み進めることができる。

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完全なる投資家の頭の中──マンガーとバフェットの議事録 (ウィザードブックシリーズ)

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完全なる投資家の頭の中 ──マンガーとバフェットの議事録

完全なる投資家の頭の中 ──マンガーとバフェットの議事録

目次

はじめに
第1章 グレアム式バリュー投資システムの基礎
第2章 グレアム式バリュー投資システムの原則
第3章 智慧
第4章 間違いを犯す心理
第5章 必要不可欠な資質
第6章 グレアム式バリュー投資システムの7つの変数
第7章 会社経営において必要不可欠な資質
バークシャーの計算方法

バリュー投資とファクター投資

引用

10ページ

マンガーの何がそれほど興味深いのだろうか。それは、彼の「私は、何がうまくいき、何がうまくいかないのか、その理由を探っています」という単純な言葉に凝縮されている。マンガーは、だれの人生にでも起こることについて、なぜそれが起こったのかを深く考え、その経験から熱心に学ぼうとする。

26ページ

人はたいてい何が正しいかよりも何が間違っているかのほうがはるかによくわかっているだけでなく、何かを反証するときじゃたったひとつの証拠があればよい。簡単に言えば、賢くあるための最善策は、愚かなことをしないことだとマンガーは思っている。

41ページ

また、彼らは会社を評価したり投資したりするときに、金融政策や、消費者の信頼感、耐久財受注、マーケットのセンチメントといったトップダウンの要素には時間を費やさない。

44ページ

マンガーは、グレアムの「投資というのは、綿密な分析によって元本と妥当なリターンが約束されている。その条件を満たさなければ、それは投機だ」(ベンジャミン・グレアム著『賢明なる投資家』)という見方を固く信じている。

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51ページ

金には投機的な価値と商業的な価値はあるが、本質的価値は算出できないと考えている。ちなみに、バフェットも金を送られればうれしいが、投資資産として買うつもりはないと言っている。

53ページ

公開市場でトレードする投資家にとって、安全域は高速道路の車間距離に似ている。どちらも目的は予想を不要にすることにある。

67ページ

最高のグレアム式バリュー投資家は、物事をたんううんな要素の組み合わせで考え、段階的に、チェックリストなどのテクニック(グレアム式バリュー投資システみを強化するもの)を使えば、ほとんどの間違いを避け、少なくとも新たな間違いを犯さないですむことを理解している。

99ページ

嫌悪と憎悪のバイアスは、行為と愛情のバイアスの逆に当たる。マンガーは、好きでもない人と仕事をするには人生は短すぎると思っている。また、倫理的な理由から好きになれないモノやサービスを売っている会社にも投資したくないと思っている。例えば、マンガーとバフェットはカジノには投資しない。

107ページ

だれかが自分よりも早く設けていることを気にするのは、大罪です。羨望は唯一、どうやっても楽しむことができないつまらない罪です。痛みは大きいのにまったく楽しくありません。そんな道を進む必要があるでしょうか。

チャーリー・マンガー(2003年のウェスコ株主総会)

123ページ

社会的証明を求めて群衆に迎合すれば、数学的に見てマーケットを上回ることはできない。

143ページ

バフェットは、株式市場は資金を「積極的な人から忍耐強い人に」移すためのものだと語ったことがある(ウォーレン・バフェット『1991年版株主への手紙』)。

160ページ

人が進化してきた環境では、その日どころか、次の食事までどう生き延びるかを考えなければならなかったため、それ以外の思考は時間の無駄だった。しかし、今日はそれとまったく違う環境にあるにもかかわらず、人は喜びが遅れることに我慢できない。

182ページ

マンガーとバフェットが会社を評価するときは、まず彼らがオーナー利益と呼んでいる値を見る。オーナー利益は、「純利益+減価償却費(有形固定資産)+減耗償却費+償却費(無形固定資産)ー設備投資ー追加運転資金」と定義することができる。

225ページ

会社の幹部の唯一の義務は堀を広げることです。とにかく拡大していかなければなりません。毎日そのために働いているのです。競争力を与えたのだがから、その分、堀を固めてください。

チャーリー・マンガー(2008年のウェスコ株主総会)

248ページ

ブランド力は、味覚によって確立されることもあるが、現代の香料会社は、ほぼ全ての味を再現できる。そのため、製品やサービスのデザインや見せ方のほうが、これまで以上に重要になっている。ティファニーのブランド力の大きな部分は、あの青い箱にある。

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