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【15/24】『伝習録』 - 『完本 中国古典の人間学 名著二十四篇に学ぶ』を1日1章ずつ読んで年内で読破

『伝習録』とは

「人生の大病は、只これ一の傲の字なり」

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王陽明

『伝習録』(旧字:傳習録、でんしゅうろく)は、中国の明の時代に、王陽明が起こした儒学の教え・陽明学の入門書。王陽明自身には、自ら著した書物がほとんどなく、本書は、弟子たちが王陽明の手紙や言行などをまとめた3巻で構成される。


引用・感想

陽明学に関心を抱く人であれば、『伝習録』を知らない人はまずいない。この『伝習録』は昔から陽明学の「入門書」として広く親しまれ、『伝習録』と言えば陽明学、陽明学と言えばまず『伝習録』を、といった密接不可分の関係にあった。したがって『伝習録』を語ることは、即、陽明学を語るということになるのである。

(310ページ)

わかりやすく言えば、朱子学が、いささかしかつめらしい顔をして万物の「理」を窮めようとするのに対し、陽明学は何よりも主体的な立場を重視し、それぞれの心の働き、やらんかなという気迫を重くみるのである。これが陽明学の第一の特徴となっている。
……
ここから、行動へのやみがたい熱気のようなものが生まれてくる。これが陽明学の第二の特徴となっている。

(312ページ)

現代に氾濫しているのは、行動の伴わない知識であり、単なるおしゃべりにすぎない。

(315ページ)

リンク

完本 中国古典の人間学―名著二十四篇に学ぶ

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新釈 伝習録―現代「陽明学」入門 (PHP文庫)

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