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【14/24】『近思録』 - 『完本 中国古典の人間学 名著二十四篇に学ぶ』を1日1章ずつ読んで年内で読破

『近思録』とは

「学ばざれば便ち老いて衰う」

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朱熹、尊称として朱子(しゅし)

『近思録』(きんしろく)は、朱熹と呂祖謙が周濂渓、張横渠、程明道、程伊川の著作から編纂した、1176年に刊行された朱子学の入門書である。4人は北宋時代の学者で、宋学を始めた人物とされる。内容は、14章に分かれている。


引用・感想

つまり、「居敬」によって人間としての道徳性を高め、「窮理」によって幅広い知識を身につける。この二つを、改めて人間形成の基本に据えたところに、朱子学の特徴があると言ってよい。

(290ページ)

朱子学は、膨大な体系をなしているので、初心者には近づきがたい側面がある。その点、『近思録』は比較的短い文章から成っていてわかりやすいために、朱子学の格好の入門書として重宝され、広く親しまれてきた。

(291ページ)

「学を為むるを知らんと要せば、すべからくこれ書を読むべし。書は必ずしも多く看ず。その約を知らんことを要す。多く看てその約を知らざるは書肆のみ。

(292ページ)

「書肆」というのは本屋のおっさんのこと。これは肝に銘じとなかいと。本を大量に読んでも身についてなかったら糞の役にも立たぬ、ということ。

「人の患難に於ける、ただ一箇の処置あり。人謀を尽くすの後は、却ってすべからく泰然としてこれに処すべし」

(306ページ)

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完本 中国古典の人間学―名著二十四篇に学ぶ

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「近思録」の読み方

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