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【24/24】『菜根譚』 - 『完本 中国古典の人間学 名著二十四篇に学ぶ』を1日1章ずつ読んで年内で読破

『菜根譚』とは

「伏すこと久しきは飛ぶこと必ず高し」

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うちの職場に弁当を届けてくれる業者「菜根譚」

菜根譚(さいこんたん)は、中国の古典の一。前集222条、後集135条からなる中国明代末期のものであり、主として前集は人の交わりを説き、後集では自然と閑居の楽しみを説いた書物である。別名「処世修養篇」(孫鏘(そん しょう)の説)。洪自誠(洪応明、還初道人)による随筆集。


引用・感想

人生の書としての『菜根譚』には、他の古典にはない大きな特徴がある。儒・仏・道、すなわり儒教と仏教と道教の三つの教えを融合し、その上に立って人生を説き、処世の道を語っている点である。

(503ページ)

人生は短い、という認識あ誰しも持っている。そして、「だからせいぜい楽しもうではないか」と考えるのが中国人一般の傾向である。これに対して『菜根譚』は、楽しむのも結構だが、それと同時に有意義な人生を送ることも忘れるな、と警告する。このような考え方は、どちらかと言えば、儒教的な考え方だと言ってよい。

(503・504ページ)

『菜根譚』が描く理想のリーダー像は、次のようなものである。
「細事の処理にも手を抜かない。人目のないところでも悪事に手を染めない。失意の時でも投げやりにならない。そうあってこそ、初めて立派な人物と言えるのである」
「道を会得しようとするなら、まず、厳しく姿勢を正す必要があるが、しかし一面では、物事にこだわらない洒脱な精神も必要である。ひたすら我が身を苦しめるだけのことなら、秋の冷たさはあっても春の暖かさに欠けている。どうして万物を育むことができようか」

(518ページ)

リンク

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